アートコレクティブリサーチ2022-2023
2022年度にPUMPQUAKESによるアートコレクティブリサーチの中で作成した動画やレポートをご紹介します。
Subterráneos en la calle
マリオ・グスマンがT.A.C(タック)を経て、2021年に新たに結成したアートコレクティブ「Subterráneos」初の大規模プロジェクトの活動の記録。
2021に作成した動画「La esclavitud negra en México atravez de la gráfica/版画を通して見る「メキシコの黒人奴隷」」はこの活動の予告でした。 メキシコ政府は長年に渡り、アフリカ系メキシコ人の存在を無視し続けてきましたが2015年の国勢調査よりその実態の把握に乗り出し、近年はその存在が認められ、社会的な尊厳の回復を進める動きが出てきました。 そのような状況の中でマリオ・グスマンは、キャリアの初期からオアハカ南部のアフリカ系コミュニティに赴き彼らのサポートに従事してきました。
助成 公益財団法人仙台市市民文化事業団
Artist interview
Luvia Lazo / photographer
先住民族であるサポテコ族の若手写真家ルビア・ラソ。
自身初の写真展「Kánitlow」を起点に、先住民の文化と写真表現について聞いた。「Kánitlow」とはティオティトラン村で話されるサポテコ語でFACES ARE GETTING LOST or DISAPPEARING(消えゆく顔)という意味である。
助成 公益財団法人仙台市市民文化事業団
Artist interview
Cesar Chavez / printmaker
オアハカ2006年の大規模抗議運動に際し美術大学の学生を中心に結成された版画コレクティブ「ASARO(アサロ)」のオリジナルメンバー、セサル・チャベスのインタビュー。
セサルは2002年から2008年にかけて刑務所の受刑者に対しアートのワークショップを提供していた。2016年にセサル自身も無実の罪で収監されるも、刑務所内に版画工房を立ち上げ、2017年より受刑者へ向けたワークショップを再開する。
メキシコでは警察による恣意的な逮捕が横行している。オアハカの刑務所に収監される受刑者の半数以上が無実あるいは収監に至らない軽微な罪であるとセサルは推測していた。
助成 公益財団法人仙台市市民文化事業団