※展覧会は終了しました
大震災から10年という年月が世界的なパンデミックという新たな災厄の中で経過し、誰しもが一度ならず願った好転の機会はいまだ霧の中。震災復興の過程で、ならされてゆく東北の姿に、近代社会がいかに人々の精神を抑圧してきたかを見た写真家の志賀理江子は、「復興」の意味を再考することをうながします。それに応答する形で、メキシコ・オアハカのアートシーンをリサーチしてきたキュレーターの清水チナツが、志賀とともに立ち止まって思考を巡らせる場を旧観慶丸商店(1930年創建、石巻市有形文化財)にひらきます。
また、会期中に振付家の磯島未来によるワークショップや、ゲストを迎えたトークイベントなどもおこないます。
*「DOMANI・明日展」は、文化庁が半世紀以上にわたり継続してきた「新進芸術家海外研修制度」の成果発表の機会として、1998年以降、おもに東京で開催してきたアニュアル展です。24回目の今年度は、水戸・京都・広島・愛知・石巻の全国5会場でおこないます
2022年2月19日(土)ー3月13日(日) 10時ー17時 入場無料
火曜休館(2月22日、3月1日、8日)
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